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ホームカラーとサロンカラーの違いって?

カラーリング

みなさん、カラーリングはサロン、ご自宅どちらでされていますか?

近年、ホームカラーの使用が急激に増加しています。

ホームカラーといえば、学校でダメって言われてるけど、、こっそり。。

なーんてイメージが強かったのですが、今はもっぱらマダム層の白髪染め率が圧倒的に多くなっています。

ホームカラー

「値段も1000円くらいならお手軽でいいかな!」とか、「案外染まるしサロンカラーとそんなに変わらないんじゃない?」と思って、手に取る方も多いはず、、

では実際のところ、ホームカラーとサロンカラーの違いは何なのか、みなさんご存知でしょうか?

今回は知ってるようで知らない、ホームカラーとサロンカラーの違いについて詳しく説明していきたいと思います!

違いその1 

サロンカラーはダメージの度合いによって薬の強さを調整して塗り分けている。

え!カラー剤って全部一緒じゃないの?と思う方もいるかと思います。が、違うんです。

ホームカラーもサロンカラーも1剤と2剤を混ぜて塗る。これは一緒です。

カラー剤

どこが違うのかと言うと、

2剤の強さが違います。

サロンカラーには目的によって2剤が使い分けられるように、強さに種類があります。

【6%.4.5%.3%.2.5%】

例えばファゴで使っている2剤の種類はこの4つです。

%の数字はそこに含まれる髪の中のメラニン色素を分解する働きの強さを表しています。

即ち、大きくなるにつれてダメージレベルも強くなるのです。

メラニンを分解する働きにより髪の中の細胞も分解されるからです。

サロンでは、一度もカラーをしていない根元部にはしっかり染めるために強めの6%を使います。

そして既にカラーをしている毛先部分には、ダメージを少なくするために3%、と使い分けをしているのです。

ホームカラーはというと、6%のみが入っています。毛先にもハイパワーの6%を使っていることになります。

ご自分で塗る際に、根元だけに塗っているつもりでも毛先まで薬が伸びてしまっている場合が大半です。

それを2~3週間に一度のペースで塗ると、知らずのうちに同じところに何度もカラーをしてしまっている部分ができてしまうのです。

そして、特に毛先部分や顔周りの髪の毛は、どんどんダメージが強くなってしまいます。

気づいたらボロボロに、、なんてことになる可能性がありますね。

違いその2

ホームカラーは1剤の色素量が多い。

市販のカラー剤の1剤には誰が塗っても染まりムラが起き辛いように、色素の量がサロンカラーより多く入っています。

弱っている髪は色素を吸い込みやすい ▶ そこに色素がたくさん入った薬がのる ▶ 毛先が必要以上に色素を吸い込む

以上の現象により、気づいたら毛先が真っ黒!になってしまうことがあります。

毛先

それを美容院で直そうとしても、1度のカラーで綺麗にするには、ブリーチなどを使用しないと明るく出来ないのです!

ダメージを減らして明るくするためには、何ヶ月もかけて徐々に色素を抜いていく作業が必要になってしまいます。

しかし徐々に明るくしたとしても毛先のダメージは避けられません…。

真っ黒でも我慢. . . . . か、ダメージを受けても我慢の究極の二択になってしまいますね。

違いその3

シャンプーの仕方の違い

サロンではシャンプーをする前に”乳化”という作業を行います。

シャンプー後ろ姿

これでカラー剤とお湯をよ〜く混ぜ合わせ、頭皮や毛穴についたカラー剤をしっかり浮き上がらせています。

乳化はとても大切な作業で、2度シャンプーしても取れないような薬剤の成分もしっかり取り除かれるので、頭皮トラブルも少なくなります。

頭皮がトラブルを起こすと、フケがでたり、かゆくなったり、根元のボリュームが減る原因にもなるんです!

そういった原因となるものはなるべく避けていきたいので、サロンではカラー後のケアも工夫して行なっています。

カラーした後に頭皮がかゆい、、という現象も、乳化をするとしないとじゃ全然違うんです!

頻繁に白髪染をしている方は、いつもキレイを保っていたいと考えるているはずですよね。

なのに毛先はダメージだらけだったり、ボリュームが無くなったりするとキレイな髪型は保ちづらくなっってしまうのです。

なので、いつもスタイリングしやすくキレイな髪型を求めている方は、サロンでのカラーをオススメします!

ちょっと熱くなってしまったばかりに、小難しい話が多くなってしまいましたが、、

お客様にホームカラーとサロンカラーの大きな違いを分かってもらえたら嬉しいです♪

おわりに。
どうしてもホームカラーをしなくてはいけない時の美容師からのアドバイスです。

✳︎1剤と2剤はよーーく混ぜる!

完全に1剤と2剤の成分を反応させた状態の方が頭皮と髪の毛の負担が減ります。

✳︎コーミングをしすぎない!

泡の場合は揉み込みすぎない。

薬が付いた状態の髪の毛はとてもデリケートなので、コーミングや手で揉み込みすぎるのも摩擦になり、ダメージにつながります。

✳︎時間は正確にはかり、時間通りに流しましょう!

白髪染めはとくに。色が入りすぎてしまうので、注意しましょう!真っ黒になってしまう原因です。

✳︎色は思っているものより明るいものを!

ホームカラーをしている方は毛先が暗くなっている場合が多いです。

しっかり混ぜて根元だけに塗れば、明るめの色でも染まります。

✳︎すすぎ洗い、シャンプーは念入りに!

頭皮や髪に残ってしまったカラー剤は更なるダメージの原因です。シャンプーももちろんですが、すすぎがとーっても大事なので、念入りに行いましょう!

以上、皆さんの日々のビューティーに関する豆知識でした。他にも意外と知らない情報を発信していきますので、お楽しみに!

アビヤント!

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