【RACOURI 開発裏話③】一本で完結するヘアオイルを求めて
マルチオイルの開発を主に担当しました齋藤優香です。
今回は、私がヘアオイルの開発にかけた想いなどをお話しいたします。
2年半前にこのプロジェクトが立ち上がった時、私自身は一児の母となったばかりで、仕事と育児の両立で毎日がめまぐるしく過ぎていき、自分の事は何も手につかないほどの日々を送っていました。
今まで10数年美容師をしてきた中で、「1日の時間が足りない!」 「朝はヘアスタイリングに多くの時間をかけられない」 「なるべく簡単にスタイルが決まるようにカットしてほしい」など、なるべく時間をかけずに簡単にというお客様からのご要望が多かったことを、まさに自分自身が身を以て体感した日々でした。
世の中の流れや、今まで自分自身が実際に感じてきたお客様からのご要望、そして自分自身が体感していること、それらすべてを合わせて世の中の忙しい女性に向けて力になれることはないかという想いを商品に託し、『簡単で素早く最大の効果を発揮できるような商品』を求めて開発に取り掛かりました。
撮影などにも多く携わってきた経験から、スタイリング剤としても使いやすくケアもできるマルチイルを主に担当することになりました。
数年前からのウエットヘアーブームなどでヘアオイルでスタイリングすることも主流になってきた中、スタイリング用ヘアオイルは既に世の中にあふれていました。
しかし、そうしたヘアオイルは、乾かす前につけるとべたついて髪が乾かなくなってしまったりするので、結局は乾かす前につけるトリートメントが別にもう一本必要になってしまうというものばかりでした。
そこで、ラクリのオイルは一本でもドライヤー前の流さないトリートメントとして、ヘアスタイリング用のオイルとして、そして手に残ったオイルを指先や爪にも塗り込めるマルチ仕様にこだわりました。
一本で完結できれば、時短効果が期待できてお財布にも優しいですし。
オイルなのにドライヤーで乾かす際も髪が早く乾くこと。
手についたオイルは洗い流さなくてもベタベタせずそのまま手になじませることができるように、アルガンオイルやグレープシードオイルなどの天然由来成分で作りたいこと。
そして、毎日忙しく動き回っている女性たちが、使っている間だけでも解放されるようなリラックスできる心地よい香りも絶対に必要なこと。
こんなわがままな希望を1本で叶えてくれるオイル作りが始まりました。
しかし、コロナ禍の影響などもあり、予想以上に大変な長い道のりとなったのです。
次回は、開発途中で何度も挫折しそうになった裏話をお話しします!
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